心と体の健康は睡眠から! -あなたの「睡眠の質」チェック-

心と体の健康は睡眠から! -あなたの「睡眠の質」チェック-

仕事や家事に忙しい毎日……。ついつい健康面がおろそかになってしまいますよね。そこで今回は、健康維持や仕事のパフォーマンスにも関わりの深い「睡眠」についてお話します。

睡眠不足が世界的に注目される時代だからこそ、睡眠の質を一緒に考えてみませんか?

オーストラリア人と日本人

ライフスタイルと睡眠時間の違い

コアラマットレスのホーム「オーストラリア」と「日本」の睡眠時間

日本人の睡眠時間は、世界の国々と比べて短いことがわかっています。オーストラリアの平均睡眠時間・約8時間半と比べても、70分も短いという調査結果があります。

そこには、ライフスタイルの違いが関係しているかもしれません。オーストラリアでは早寝早起きが習慣化していて、朝早くに起きてサーフィンやヨガなどの運動を楽しむ人が多くいます。また仕事以外においても、自分のためになる物事に時間を投資しています。

もちろん日本とは働き方が異なりますし、夜遅くまで開いているお店が少ないということもありますが、それ以上に、健康や睡眠を意識したライフスタイルを大事にしているのです。そういった意味で日本人は、オーストラリア人よりも多くの「睡眠負債」を抱えているかもしれません。

心と体の健康に関わる「睡眠負債」とは

睡眠不足が引き起こすさまざまな影響

「睡眠負債」とは、睡眠研究の第一人者であったWilliam C. Dement 教授によって提唱された言葉で、日々の睡眠不足が借金のように積み重なり、心身に悪影響を及ぼすおそれのある状態のことをいいます。

日々のわずかな睡眠不足が積み重なって「債務超過」の状態になってしまうと、生活や仕事の質が低下するだけでなく、うつ病、がん、認知症などの疾病につながるおそれがあるともいわれています。

とはいえ、睡眠に大事なのは「時間」だけなのでしょうか。睡眠不足の債務超過を起こさないためは、時間と合わせて「質」の改善も重要になります。

睡眠負債にならないための「質の高い睡眠」

そもそも、質の高い睡眠とはどんな睡眠でしょうか。それは、下記のように定義できます。それぞれについて詳しくみていきましょう。

「質の高い睡眠」=「寝つきの良さ」×「深い眠りの維持」

  • コアラ New マットレス Bamboo

    寝つきの良さ

    ポイントは、早起き早寝。

    体内時計を調整するホルモン「メラトニン」は睡眠ホルモンとも呼ばれ、睡眠のリズムを整える働きを担っています。朝に日光を浴びるとメラトニンの分泌が抑えられるので、目覚めることができます。一方でメラトニンは、目覚めてから14時間ほど経過すると再び分泌されるため、睡眠に適した状態になります。

    日光を浴びると体内時計がリセットされることから、早起きをしてメラトニンの分泌リズムを整えることが「寝つきの良さ」につながるのです。

  • 入眠後

    深い眠りの維持

    ポイントは、「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」の規則正しいサイクル。

    レム(REM)睡眠とはRapid Eye Movementの略で、80〜100分周期でおとずれます。この間は体の力が抜けている状態で、夢を見るのはこのレム睡眠の状態が多いといわれています。

    一方のノンレム(Non-REM)睡眠は、深い睡眠状態のことをいいます。1〜4段階に分けられ、値が大きいほど睡眠が深いとされています(上図、参照)。レム睡眠とは違って体の力は抜けておらず、入眠から時間が経つにつれて睡眠段階が低くなり、起床へと向かいます。

    朝起きてしっかり日光を浴びること、レム睡眠とノンレム睡眠の正しいサイクルを意識すること。そうしたライフスタイルが、「質の高い睡眠」につながっていきます。

コアラ 「睡眠の質」チェック

「睡眠の質」チェックで、睡眠を見直そう

毎日を元気に過ごすために

さてみなさんは、きちんと睡眠が取れているでしょうか。「寝つきは良いけど、睡眠時間は取れていない」「たっぷり寝たのに疲れが取れない」といったことはありませんか。


「睡眠の質」チェックで、睡眠の質を確かめてみましょう。5つの質問のうち、3つ当てはまったら睡眠の見直しが必要です。

今日から実践できる、毎日の快眠ルーティン

私たちは一日の1/3、つまり人生の1/3を睡眠に当てています。日々を健やかに過ごすためにも、仕事のパフォーマンスを高めるためにも、この機会に「睡眠の質」について考えてみませんか。